オフィスにビジネスフォンを導入するには”電話工事”が必要ということを認識されている方は多いかと思いますが、その電話工事を業者に依頼する際、何か注意していることはありますか?
「電話を取り付けるだけなら、どの会社も同じじゃないの?」というように電話工事は、どこの会社に依頼しても同じように感じてしまいそうですが、工事の出来栄えや設置後の使い勝手、また万が一の障害のことを考えると、安心して依頼できる業者を見つける必要があります。
そこでここからは、電話工事に失敗しないための、工事業者の選び方のポイントをご紹介いたします。
1. 失敗しない!電話工事の工事業者を選ぶポイント
まず、オフィスで利用するビジネスフォンに関しては、一般の家庭用電話機と違い、モジュラージャックにコードを接続するだけ、というような単純なものではなく、オフィスで行う電話工事は、
・交換機工事
内線電話と外線電話同士を交換する交換機(PBX、構内交換機とも呼ばれる)を設置する工事
・電話配線工事
ビジネスフォンの基本的な仕組みとして、電話機と「主装置」と呼ばれる機器とセットで使用します。
その2つを繋ぐための配線を、オフィスの床やカーペット、壁などに這わせる工事
・電話機設置工事
各デスクに配置する電話機を接続して、使えるように設定する工事
以上3つの工事を総称して「電話工事」と呼び、専門の工事業者でなければ工事はできません。
また、その工事作業員も「工事担当者」という国家資格が必要になり、素人が気軽に設置することはできないのです。
そんな電話工事を専門の工事業者に依頼する際、どのようなことに注意していればよいのか、ここから本題の工事業者を選ぶ際のポイントをご説明いたします。
選び方ポイント① 複数社の見積書を比較する
まず、当然いえば当然ですが、工事業者を選ぶときには複数の業者から見積もりを出してもらうことが大切ですね。
基本的に工事業者に問い合わせた際、どういった工事なのか(新規、移設・増設など)のヒアリングがあり、必要な工事内容の提案および見積もりを提示してもらえるはずです。
そこで、1社だけだとその内訳や金額が妥当かどうか分からないので、複数の工事業者からの見積書をだしてもらい見比べることで、本当に必要な工事内容なのか明確に見えてきます。比較してみると分かりますが、業者によって高い安いは当然ありますが、異常に高かったり項目が多過ぎたりすることがあります。その際は、しっかり理由を聞くことが大切です。
選び方ポイント② 資格の有無の確認
先程の説明した通り、簡単な配線程度なら素人でもできますが、電話工事に関しては「工事担当者」の資格を有している作業員でしか工事を行えません。
実は、無資格・無免許で工事を行っている業者は実際に存在しています。
工事業者の看板を掲げている以上、もちろん免許は持っているでしょうが、依頼しようとしている業者の免許や資格の有無を確認しておくと、安心して工事を任せることができます。
選び方ポイント③ 工事内容の詳しい説明があるか
どのような工事にも言えることですが、工事内容は我々素人が聞くと馴染みのない初めて聞くような専門用語が頻繁に登場してきます。そこで悪い業者になると、そういった用語を使って無駄な工事を追加していく業者も存在しています。
前延の通り、複数の工事業者から見積もりを提出してもらうと思うので、しっかり項目や工事内容について説明がある業者は信頼できるのではないでしょうか。
選び方ポイント④ インターネットを活用する
情報通信社会の現代においては、インターネットを使えば様々な工事業者のことが調べられます。
また、見積もりだけなら大体のところは無料ですぐにやってくれ、その業者の特徴などもすぐ分かるのではないでしょうか。
選び方ポイント⑤ アフターフォローの対応
こちらが工事を依頼する際に最も重要となります。
どの工事にも当てはまりますが、工事業者によって工事後のアフターフォローの対応方法や能力は異なります。
これは、単純に見積もりからは判断できないので、万が一障害が起きたときにはどのように対処してくれるのか、また補修料金が発生するなら、どの程度の費用がかかるのか、など事前に確認しておくことも大切です。
もちろん、大抵の業者は無償で対応してくれると思いますが、そういった面でも見積もりはしっかり確認する必要があります。
2. まとめ
ここまで、電話工事の工事業者の選び方として説明してきましたが、もちろん電話機を購入した販売会社に工事をしてもらうことが最善の方法です。
ですが、様々な理由で電話工事だけを依頼したいケースも多々あるものです。そういったケースではここでご紹介したポイントを押さえていれば、まず失敗することはないと思います。
もしも、工事業者選びを誤ってしまうと、業者によっては導入費用が高かったり、工事が雑で再度工事依頼が必要になるなど、効率が悪くなってしまいますので注意して選びましょう。
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