トラブル回避!電話工事の前と施工中に注意するべき5つのポイント

電話工事は、オフィスを新たに開設したり、オフィスの移転やレイアウト変更にともない、ビジネスフォンを新設、移設・増設したいといったとき、自社の社員では電話工事の対応は無理なので、専門の工事業者に依頼するのが一般的です。

そこで、工事は業者が一任して行うため、依頼した時点で電話工事を丸投げしてしまうと、後々トラブルが起こる可能性もあり、余計な手間が増えてしまうことになりかねません。

そうならないために、工事を依頼してから工事が完了するまで、いくつかの押さえておきたい注意点がありますので、ここからは注意するポイントをご紹介したいと思います。

1. コレだけは押さえておきたい!電話工事の5つの注意点

オフィスで利用するビジネスフォンは、一般の家庭用電話機と違い、電話機と「主装置」をセットで利用します。

そういった仕組みをご理解していただき、電話工事の注意点をご説明いたします。

注意点➀ 電話回線が絡む場合は、手続きは早めに!

電話機の新設は勿論、増設するとき、電話回線が工事に絡んでくる場合は、かなり時間を要するので早めの手続きが重要です。工事予定が早めに分かっていれば1ヶ月前、最低でも3週間前には回線業者に連絡して手続きをしておくことが望ましいでしょう。

仮に、1週間前のギリギリになって回線業者に連絡を入れても、手続きの遅れから手配できない場合や、回線業者や設置する電話工事業者の日程の空きが無く、電話工事を延期しなければならなくなる可能性もあります。

また、移転先のNTT収容局により電話番号が変わるので、現在の電話番号が使用できるか、電話番号の変更が必要か、などを確認しておきましょう。引越し先によって電話番号が変わる可能性もあるので、詳しくは局番なしの「116」へ電話して事前に確認が必要です。

トラブル回避!電話工事の前と施工中に注意するべき5つのポイント

注意点② 工事前にはできるだけ下見をしてもらう!

ヒアリングだけでは心配な場合、工事の確実性を高めるために、下見を行ってもらうことも大切です。

下見では主に、

・壁で区切られたスペースに配線ができるか

・必要な機器は何か

・別フロアへの配線はできるか

など、事前に下見をしたもらうことで、工事当日の予期せぬトラブルを食い止める効果があります

注意点③ 最初に主装置の設置場所を決める!

新規でも移設・増設でも、レイアウトを決める際は、まずはビジネスフォンの主装置の設置場所を決めることが大切です。

つまずいて線を切ってしまうなどのトラブルを防ぐため、メイン通路は避けて配線を隠れるように設置してもらいましょう。

日常的に使用するものではないことや、配線等が多く見えて乱雑に感じるので、できる限り見えない場所がおすすめです

しかし、火災などの事故を防ぐためにも、高温多湿の場所や直射日光が当たらない場所を選ぶことも忘れてはなりません。

また、ビジネスフォンを増やす場合、主装置も変更する必要が出てくることがあります。まず主装置のスペックを確認して、そのままでも増設できるかも事前に調べておき、さらに肝心のビジネスフォンも何台増設できるのかなど、機種の特徴や仕様などを確認しておきましょう。

注意点④ 電話工事と一緒にLAN配線も同時に!

現在では、通常インターネット環境を構築することが当たり前ですが、インターネットの開通工事と電話工事を別々の業者、時期をずらして行うケースも少なくありません。その際、配線の接続に問題があるケースも見受けられます。

特に、電話の配線が多いオフィスでは、インターネットのLAN配線とごちゃごちゃに絡まることがあり、こういった配線のトラブルを防止するためには、電話工事とLAN配線工事は同じ日に行う事がベストです。

LAN配線に関しては特別な資格は必要なく誰でも配線できますが、いざ配線を引こうとしたら、購入しておいた配線が短かったり、タイルカーペットやOAフロアを剥がしたり、再度敷設したり、など結構手間がかかるものです。

ここは素直に工事業者に依頼した方が賢明だと思います

トラブル回避!電話工事の前と施工中に注意するべき5つのポイント

注意点⑤ 電話工事中はできるだけ立ち会う!

電話工事の場合、工事が完了して業者が帰ったあとに気付くことがよくあります。

仮に、工事中に不備や違うことをしていることに気付けば、その場で対応してもらえます。しかし、工事が終わった後にトラブルが発生した場合は、工事費とは別に料金を取られてしまう事もあります。

工事中は出来るだけ立ち合い、工事が完了した後もすぐに「お疲れ様でした」ではなく、業者がいる間に電話が正常に使えるかチェックしておきましょう

2. まとめ

電話工事に関する注意点として、工事前から工事後までご紹介しましたが、どれも難しい手続きは無いので実践しておきたいものです。

特に、新設や移転で電話回線が絡む場合は、早めの手続きが重要になり、工事中や工事後も出来るだけ立ち会うようにして事前のシラブル回避が大切です。あとは工事業者に一任しておけば問題ないので、押さえておくことは押さえておきたいですね。

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